撮影小物:棍(金丹仙人の杖)

中華っぽい写真…カンフーっぽい写真を撮りたいな〜という方におすすめのグッズの一つは「棍(こん)」です。

「棍」とは「杖」のような、「棒」のような見た目のアレです。もしかしたら映画の中で見たことがあるかもしれません。アニメには詳しくないので曖昧ですが、棒使いのような(?)中華キャラクターがもっているイメージでしょうか。

中国武術には「棍術」という戦い方が古来よりあり、剣、刀、槍に並ぶ主要な武器とされています。その中でも、「棍」はなるべく遠くから相手と距離をとったまま攻撃できる武器として存在してきました。ただの棒という存在ですが、一般的に中国の「棍」は柳の木を使っていることから自在にしなることでその威力を発揮します。また、長さ太さに特段決まりは無く、個人の体格に合わせた武器を使用するので、様々な見た目のものがあります。

あの有名な少林寺はまさに「棍術」で名を馳せており、ジャンプして開脚したまま着地したり、大きくなぎ払ったり、派手な演舞も楽しめます。武器自体の見た目は地味ですが、地面に叩きつけた時に「パァッン」と鳴る音、長い棒が自由自在にくるくる振り回せれていく様は五感にインパクトがあり、人気の演舞の一つです。もし近くで見る機会があれば風圧を感じてみてください。素材は柔らかい木材を使用しており、ポーズを決めるたびに棒がぶるっと震えてぐにゃっと曲がって見えるので、迫力もバッチリです。

お店には安全のために短いものを用意してあるので、街中で持って歩いても大丈夫な長さですよ。更に、長さがちょうど仙人の杖ほどであることから、「金丹仙人の杖」と愛称で呼んでいるので、店主にとってはたいへん愛着が湧く道具になっています。余談ですが、道教が説く仙人になるための薬を「金丹」と呼び、不老不死になると信じられてきました。「西遊記」や「封神演義」などの有名な本の中にも登場していますね。

男性が使うことの多い武器ですが、女性が持っても雰囲気ばっちりの写真が撮れるのでおすすめです♪

チャイナ服楽楽 -RARA-

レンタルチャイナ服@横浜中華街

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